「意志ある継続は力」
新時代のシニアサッカークラブ
2021年、猛暑の中の東京オリンピックは様々な課題を提供してくれました。新装なった国立競技場、6万8千人の大観衆が堪能するスポーツイベントは再開されるのでしょうか。地球温暖化が進む中、加えて感染症新型コロナに依って私たちの生活も様変わりしております。昭和、平成時代の私たちにとって、この未曽有の時代にどう対処するべきか戸惑っております。
2020年全国のシニアサッカークラブチーム数は1276と聞きます。関西を中心とした、西日本OBサッカー連盟の設立は1974年、半世紀に満たない良き時代に、サッカーは野球の次に発展しました。我が静岡県のシニアサッカーリーグは1980年7チームでスタートしました。
2021年、静岡県シニアクラブ数は18,そして40~75の5カテゴリーに参加するチーム数は58,登録選手数は1350名となっています。
我が藤枝フットボールクラブは1976年設立され、輝かしい歴史を刻んでまいりました。感染症新型コロナに依ってこの2年間は活動が制限されておりますが、サッカーに対する熱い思いは変わらず、蹴球都市藤枝を全国に発信しております。
2020年、日本サッカー協会が主催する40代から70代の全国大会への出場権を獲得することができました。残念ながら60代と70代の大会はコロナ感染拡大により大会中止となりました。
2021年、静岡県サッカー協会シニア委員会が決定した60代と70代は県選抜チーム編成に変更されましたが、前年の県シニアリーグの実績から我がクラブの選手を主体としたチームが東海予選に臨みました。結果は両世代共に難関の東海予選を勝ち抜くことができました。
今年も延期日程の秋田大会は、緊急事態宣言下で開催されることはありませんでした。10月に入り収束の兆しから50代の栃木大会と40代の地元藤枝大会開催に向けて準備してあります。 単独チームとしての大会、40代と50代は熾烈な戦いを展開しております。昨年も全国制覇を目指しながら厳しい結果となりましたが、本年も藤枝サッカーを発信してくれるでしょう。
日本サッカーが100年、シニアサッカーが半世紀を過ぎようとしています。全てのイベントが制約下にある中でのこの2年間、ただひたすら我慢の日常生活に高齢化世代は『わが命』を守ることに専念してきました。世界のコロナ感染者2億3700万人、死者数484万人。日本でも170万人を超す感染者数と1万8千人に迫る死者数。猛威を振るう新型コロナの終息は、ワクチン接種に加え、新薬開発に期待するしかないのでしょうか?
こうした新時代のシニアサッカー活動について、多くの全国の仲間と共に、少し時間をかけて考えていこうと思っています。
2021年10月10日