「意志ある継続は力」
シニア世代のサッカーを楽しんで!
1964年(昭和39年)日本で初めての東京オリンピック。その開会式が秋晴れの中、戦後復興を確かなものとして10月10日挙行されました。
その記念すべきオリンピック、サッカー日本代表に静岡県から杉山、富沢、山口さんが選出されました。この大会は日本サッカー界飛躍のスタートとなり、4年後のメキシコ大会、銅メタル獲得に繋がりました。
山口さんは私の小中学校の同級生、富沢さんは中学校の一級先輩。杉山さんの華麗なプレーを高校1年時に拝見していました。杉山さんとはヤマハ発動機監督時に交流が始まり、シニア世代になって富沢さん共々静岡県選抜で全国大会にご一緒できるサッカー人生を送ることができました。私が今日までサッカー人生を継続できたのも東京オリンピックが起点になっていると思います。全国70代以上のサッカー同胞達は、杉山さんや釜本さんの活躍に刺激され、切磋琢磨してきた今では古き良き時代でもありました。
藤枝フットボールクラブは東京オリンピックの12年後、1976年(昭和51年)にベルリンオリンピックで日本サッカー史に残る「ベルリンの奇跡」を演じた、笹野 積次先輩によって設立されました。4年後の2026年には創立50周年を迎えます。
2022年秋、未曾有の感染症新型コロナ、第7波は収束の兆しですがまだまだ心配です。
すでに世界はウイズコロナの生活に入っている中、日本国内はまだ半信半疑の毎日です。
感染症コロナによって、多くのイベントが中止されたり縮小する中で、我がクラブは静岡県シニアサッカーリーグを中心に活動してきました。
クラブ目標である、全世代で県内制覇そして東海予選を突破して全国大会出場、全国制覇を目指す戦いを展開することができました。
JFA全日本(0-40・50・60・70)サッカー大会は全世代で頂点を目指す大会になり、60並びに70世代は県シニア委員会の意向で県選抜チームの参加となり、我がクラブの中心選手で臨んだ60世代は東海予選敗退、70世代は全国3位と健闘しました。50世代の全国制覇を目指した戦いは、東海予選敗退。40世代は本年11月(地元開催)に全国制覇を目指した戦いに期待しております。
我がクラブの主力事業である、東京都シニアサッカー連盟との交流は本年7月、40・50代共に東京都強豪2チームとの強化試合を駒沢人工芝で行うことができました。
60代は11月、ねんりんピック神奈川大会に県代表として参加します。次年度の愛媛大会も県予選会で優勝、県代表権を得ることができました。
高齢化が進む中で社会環境の変化に対応したクラブ運営が必要となってきました。
60世代は就業延長が進み、体調の変化を感ずる60代後半がカギと考えます。
健康寿命を延ばす人生の戦いがスタートするのは70代、衰えていく筋力を感知するのはキックするボールの飛距離です。75歳を過ぎるとさらに厳しくなります。 走力とキック力の衰えをカバーしながら、サッカーの楽しみを見つけることが70代の宿命です。平日、恵まれたサッカー環境の中、サッカー愛好者と紅白ゲームを楽しめることに感謝です。
2022年10月10日